The Complete Haiku by Ryōkan, the Zen monk (01-20) /107




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Summary: transcript のっぺりと師走も知らず今朝の春 よそはでも顔は白いぞ嫁が君 春雨や門松の〆ゆるみけり 春雨や静になづる破れふくべ 春雨や友を訪ぬる想ひあり 水の面にあや織りみだる春の雨 いでわれも今日はまぢらむ春の山 新池や蛙とびこむ音もなし 夢覚めて聞けば蛙の遠音哉 山里は蛙の声となりにけり 今日来ずば明日は散りなむ梅の花 青みたるなかに辛夷の花ざかり 雪しろのかかる芝生のつくづくし 雪しろの寄する古野のつくづくし 雪汁や古野にかかるづくづくし 鶯に夢さまされし朝げかな 鶯や百人ながら気がつかず 梅が香の朝日に匂へ夕桜 世の中は桜の花になりにけり 山は花酒屋酒屋の杉ばやし